◆注意する事ばかりで長くなった注意◆
これは
- 重度の中二病患者が作った黒歴史濃度の高い「アタイの考えたサイキョーの王ケモ設定!」
- 原作のネタバレと世界観&キャラ崩壊
- 女体化
- 原作を読んでいる事前提だが、読んでいても意味が分かるとは限らない
- 滲み出る変態性
を含みます。
そして私は
- 小説・漫画・絵等を書くor描くのが得意ではない*1
- あっぱっぱーだし中華風ファンタジーはもちろん書けん!
- 王の獣は単行本7巻まで持っているが、それ以外は試し読みや読者の感想等で得た知識しかない*2
- 王の獣のキャラが好きだがアンチという矛盾の存在
です。
それでも見たい人は続きへGO!
麗雲と天舞
天耀達兄弟は仲が良い。
とは言っても天耀と江凱はそれほど仲がいいと言えないのだが。
だがまぁとにかく、母親違いの兄とも普通に交流がある皇子達だ。
そして天舞が天耀の下女として仕事を始めた十四の頃のある日。
いつものように退屈しのぎでフラっと天耀の宮までやって来た麗雲に出会った。
それから、麗雲は何かと天舞を構うようになった。
おいしいお菓子を手に入れたとか、新しく本を買ったから一緒に読もうとか、特に用もないのに天耀の宮にやって来ては天舞の周囲をウロチョロウロチョロとして行動を共にしようとする。
天舞としては仕事の邪魔なのでもう少し距離を開けてほしいと思う事もあるのだが、彼は一応皇子だ。あまり邪険にできない。
というか、邪険に扱うと構ってもらった子供の様に纏わり付きが激しくなるので、天舞は意識的にそういう扱いをしなくなった。
それに麗雲は抱き付いたり頭を撫でたりほっぺをフニフニしたりと、そういう事はしてくるのだが性的な事は絶対にしようとしない。
しかし歴代の皇子は使用人に手を出した人も当然いるし、現に江凱は下女にも手を出している。
だから天舞も「これくらいなら」といつも甘んじて受け流していた。
ただ、謡尾がとてつもなく嫉妬する。
謡尾は麗雲がとても好きなのだ。
そしてそれは天舞も良く分かってはいるのだが、それでも謡尾とも仲良くしたいなぁと思いつつも、無理な相談なのだろうなぁ。と思い悩む所であった。
「というワケでして、麗雲様は私に付きまとうのが趣味なんですよ」
時は弐の春。雪と天耀が麗雲の宮へ遊びに行った数日後。
天舞は洗濯物を干しながらそう答えた。
「趣味……」
雪は天舞の洗濯物を干す作業を手伝いながら、麗雲がやたらと天舞に付きまとっているのを先日目にしたので事情を聞いてみたら、そんな答えが返って来て唖然とする。
「麗雲様は天舞さんが好きなんじゃないですか?」
そういう事には疎い雪でも、さすがにそう感じて言ってみたが天舞は首を横に振って否定した。
「それはないですね。だって、本人が「昔好きだった子に似ている」って言っていましたから。
つまり、麗雲様は私ではなく私に似た昔の思い人が好きで、その人の代わりに私に付きまとってるだけですよ」
そう言う天舞は……特に感傷に浸る様子もなく、全く気にしていない様で今日の天気を話すように喋っている。
「はぁ、そうですか……」
『代わりにされるのって、なんか嫌じゃないのかな?』
と、むしろ雪が心配していた。
「でも、おかしいんですよね」
そう言って天舞は小首をかしげる。
「麗雲様って綺麗な物が好きで、だから自分の宮の庭園もかなり凝っているんですけど、私に似ている子ってやっぱソバカスがあったんですかね?」
ソバカス顔の天舞は愛嬌があるものの、お世辞にも美人とは言い難い。
そしてそれは天舞自身もよく分かっていて、だからそこだけは謎なのだ。
「麗雲様なら綺麗な女性を好みそうなのに」
そうやって天舞と雪が謎の麗雲の思い人の姿を想像している頃。
麗雲が木陰から天舞達を見ていた。
本当は天舞の傍をウロチョロしたいのだが、やり過ぎると彼女の迷惑になると実は自粛している時もあったのだ。
「やっぱり性格も外見もよく似ているな。さすが……」
そこまで言って隣に付いて来ていた謡尾を見る。謡尾は嫉妬して尻尾の毛を逆立てていた。
「謡尾、あまりそういう態度を取らないでほしいなぁ」
「ハァ?! 何の事だよ!」
そう言って太くなった尻尾をブンブン振る謡尾ちゃんは、今日もツンツンデレデレだ。
『麗雲と天舞』終
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2022/07/23時点で電子版が全号購入可能。
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1巻で大体1話分くらいが見られる。(ページ数による)
先行配信をしているサイトもある。
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王の獣~掩蔽のアルカナ~
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