◆注意する事ばかりで長くなった注意◆
これは
- 重度の中二病患者が作った黒歴史濃度の高い「アタイの考えたサイキョーの王ケモ設定!」
- 原作のネタバレと世界観&キャラ崩壊
- 女体化
- 原作を読んでいる事前提だが、読んでいても意味が分かるとは限らない
- 滲み出る変態性
を含みます。
そして私は
- 小説・漫画・絵等を書くor描くのが得意ではない*1
- あっぱっぱーだし中華風ファンタジーはもちろん書けん!
- 王の獣は単行本7巻まで持っているが、それ以外は試し読みや読者の感想等で得た知識しかない*2
- 王の獣のキャラが好きだがアンチという矛盾の存在
です。
それでも見たい人は続きへGO!GO!
番外編『旺眞様の男性嫌い』他二本
旺眞様の男性嫌い
亜人毒殺事件前後の食堂にて。
「そういえば天舞さん、旺眞様の男性嫌いは何か事情があるんでしょうか?」
様々な人と交流すべく利用しなくてもいい食堂を定期的に利用している雪は*3、食堂へ友達数人とやって来ていた天舞の隣に座って食事を取るついで、そう聞いてみた。
何故なら、天耀の説明では何かあってから更に苦手になったようだからだ。
「やっぱりそれって気になりますよねー」
そう言ったのは天舞の友達だ。
「旺眞様って美人だし、スタイルもいいから結構モテてるんですよ。でも、ねぇ……」
また違う天舞の友達がそう言って天舞を見る。
天舞は困った顔をして「これはここで勤めてる人なら大抵知ってる有名な話ですけど、プライベートな事なのであまり言いふらさないでくださいね」と釘を刺しつつ話してくれた。
***
彼女は博識で、医学や化学関係に投資をして発展させた人気の皇女だ。
スタイルと功績が共に評価されていて、非常にモテる。
しかし旺眞は人見知りが激しく気も弱くて、文通こそする物の家族と自身の宮で働く者以外とは話す事もまれだ。
大勢の前に立つ事も苦手なので、そういう事をする時は代理の人間を立てる事が多い。
そして初めて、もしくは数回しか顔を合わせていない人と会う時は、家族、主に天耀に付き添ってもらっている。
なので家族以外の異性とあまり交流がなく、子供が産めないからという理由もあって結婚話もなかった。
だが、一人旺眞を嫁にしたいと言った隣国の貴族がいたのだ。
宗現も彼を気に入り、喜んでその貴族との結婚話を進めていた。
しかし、事件は起きた。
何度目かの家族同伴での食事やお茶の後、彼は旺眞と二人きりになったタイミングで壁ドン顎クイにS攻めし、それに旺眞は怯え……。
こうして、ただでさえ男性に苦手意識があった旺眞は男性恐怖症となり、彼女の宮には逞牙以外の男が消えてしまったのだった……。
***
「というワケでして、相手がスーパーS様だったんですよねぇ。それで婚約は解消してしまって。
でも、皇帝陛下は自分が進めていた結婚話で旺眞様がますます男嫌いになってしまったのに心を痛めたようで、だから逞牙君を旺眞様の従獣として与えたんだと思いますよ。
周りの人からは「皇帝の気まぐれ」とか「子供ができない娘へ安心してプレゼントした亜人の男」だとか言われていますけど。
特に陛下のやり方が気に入らない人はっ!」
と、天舞は食堂に来ていた数名の男性の方を見る。男達がビクリと肩を震わせた。
天舞はそれに鼻を鳴らすと、ちょっと偉そうに「でも私予想だと違いますね!」と話を続けた。
「何故なら逞牙君は
旺眞様のお母様が育て、お妃様になっても一緒に連れてきていて、旺眞様もすっごく可愛がってて、でも旺眞様が幼い頃に亡くなってしまった
柴犬の花ちゃんにそっくりですから!」
そして私は絵を見たのだと、西洋の画法で描かれた油彩の雲雀と花ちゃんの絵が旺眞の寝室に飾られている事を説明した。
その絵も宗現が海外の画家を呼んで描かせたという事も添えて。*4
「つまり、陛下は変な男を付けて男性不審に追いやったのを後悔していて、それの謝罪の気持ちとかあって逞牙君を旺眞様に仕えさせたんだと思います。
なにせ陛下は優しい人です! こないだも私に飴をくれました」
天舞は友達から「いいな~」と羨まれ、雪は『食べ物につられて面倒な事にならないか心配だ』と心の中で呟いた。
世界の不思議
アルカナ
昔からあるこの世界の魔法。
人間よりは亜人が持っている事が多い。
亜人
彼らは不思議な存在だ。
数百年前に突如として現れた彼らは、最初はケモノ度が高かった。
それを段々と、しかし生物の進化としては素早く、今の耳と尻尾だけ獣の姿にする個体へ進化させた。
彼らは人間よりも優れているにもかかわらず人間に忠実に従う気性を持っているようで、今まで人間と亜人の全面戦争に陥った事はない。
その代わり、一部地域で人間が亜人を使役し過ぎた歴史もある。
彼らの首や手足に枷を付け、人間の意のままに道具にし繁殖させた。
しかしそんな時代は長く続かなかった。
そうやって亜人を苦しめるような扱いをすると、決まって厄災が訪れるのだ。
とある国では何百年と静寂を保っていた火山が噴火し、王朝が一夜にして滅んだ。
また別の国ではやまぬ大雨が続き、街が流された。
それ以外にも日照りや蝗害による飢饉に、地震や津波による災害も報告されている。
だからいつしかこう言われるようになった。
――亜人を痛めつけすぎると、神の怒りを買う――
と……。
しかし人間は自分達より優れている彼らを恐れている。
いくら人間に比較的忠実に従うと言っても、彼らにも感情がある。つまり、裏切られる可能性はある。
だから使役する事をやめなかった。
どちらが上で、どちらが下かを遺伝子に刻むように刷り込みたかったのだ。
そして、いかに神の怒りに触れず亜人は人間より下の存在だと分からせる為の扱いをするか?
の歴史は、各国にあった。
そんな中、凪の国というと。
現在の皇帝・宗現は亜人の使役を緩める傾向にある。
もちろん人間からは反発の声を上げる者の方が多い。
亜人が人間の脅威になりうる。
そう唱える者もいる。
しかし今の所問題は起きていないのと、昔からの習慣を変えようとしているとの事で、様子を見ながら徐々に緩めて行っている為か、特に大きな問題にはなっていない。
ある貴族の息子の決意
最愛の人を失ってから、私は彼女の墓を建てた。
貴族が亜人の墓を……などと家の者以外からは好奇な目で見られたが、構わない。
私は墓を建てるまでの間に、死ぬ事も考えた。だが……、それは彼女の望みではないと思いとどまった。
それから私は母から与えられた人と結婚をした。
彼女の見る目に狂いはなく、相手は私の事情を全て知りそれでも受け入れてくる人だ。
そして、私は皇帝陛下へ今まで以上に協力する事にした。
陛下は亜人と人間との関係性を変え、双方が平等に生きられる道を模索している。
そんな陛下に多く協力する事で、これから起こるかもしれない不幸を少しでも減らせたらいいと思ったからだ。
仕事の区切りが付き、自分の部屋の窓辺の席であの日の様に窓を開けて外を眺める。
あの日は……、彼女が香っていたという花が確かに咲いていたのを眺め、そして音がして振り向くと首を押さえ苦しむ彼女が、血を吐いて死んでしまった。
誰かが入って来た音がして、私は無意識に彼女の席へと振り向く。そこには当然誰もいない。
ただ妻がやって来ていて、私の前に桜の花びらが浮いた湯の入る湯呑茶碗を置いた。
「いつも白湯ではと思って、桜の塩漬けを入れてみました。嫌でしたら下げますので遠慮なく言ってください」
妻は私を心配しているのだろう。だが私は首を横に振って湯を一口含む。
桜の香りと程よい塩味が口に広がった。
「シーワン、良ければ前に座って一緒に飲んでくれないか?」
私が湯を飲んだ事をホッとして見ていた妻が驚いて「いいのですか?」と答え、私は「構わない」と妻を前の席に座らせた。
***
私はこれから、前を向いて歩いて行く。
彼女の為にも、未来に進むと決めたから。
番外編『旺眞様の男性嫌い』他二本 終
補足のギルド
●旺眞様の恋の相手
旺眞の恋愛は特に考えていないのだが
このまま大きくなった逞牙と恋愛する。
でも
旺眞にS攻めした男は実は自分とは真逆の旺眞が好きで、今まで女に対してやって来た事をすればいつもの様に落ちるだろうと思ったら逆効果でしばらく距離を取っていたが、諦められなくて子供逞牙と一緒に奮闘する。
でもいいなと思った。
●西洋画の下り
過去見たこの動画から思い付いた( ・`ω´・ )
この記事作成中に「あの鮭の絵の動画はどれだったかな?」と調べている時に発見した別動画も貼っておく。
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