Dへの扉

謎生物、地球でやりたい事をする

長閑な国の王とケモノ 第三十話 壱の夏『戦慄の人生ゲーム!』

これは『著者:藤間麗 / 出版社:小学館』が権利を有する漫画『王の獣~掩蔽のアルカナ~』の非公式二次創作物です


◆注意する事ばかりで長くなった注意◆

 これは

  • 重度の中二病患者が作った黒歴史濃度の高い「アタイの考えたサイキョーの王ケモ設定!」
  • 原作のネタバレと世界観&キャラ崩壊
  • 女体化
  • 原作を読んでいる事前提だが、読んでいても意味が分かるとは限らない
  • 滲み出る変態性

 を含みます。
 そして私は

  • 小説・漫画・絵等を書くor描くのが得意ではない*1
  • あっぱっぱーだし中華風ファンタジーはもちろん書けん!
  • 王の獣は単行本7巻まで持っているが、それ以外は試し読みや読者の感想等で得た知識しかない*2
  • 王の獣のキャラが好きだがアンチという矛盾の存在

 です。
 それでも見たい人は続きへGO! GO!


第三十話 壱の夏『戦慄の人生ゲーム!』

 雪は天耀からの贈り物に浮足立ちつつも日々の職務と情報収集をこなし、天耀は天耀でいつもの職務と父の出費を記した帳簿や宮廷内の出費資料などとにらめっこしながらソロバンを弾く日々に追われる中、兄の江凱を打ち負かす為のゲームを考え。
 こちらの世界にも戦慄の人生ゲームが到来した!
 しかし、基本は天耀様八歳の世界と同じなのでほとんどカット!

ayano-magic.hatenablog.jp

 ちなみに、こちらの世界線ではダーツではなく弓で進む数を決めていたし、酒を飲む回数も多いが。

「なぁ雪、お前こっち来て酌しろよ」
 ゲームの途中、ツインテールになった江凱が気まぐれでそう雪の肩に手を乗せ言って来た。
 が、間髪入れずに酔っているツーサイドアップの天耀がニッコニコで弓矢を江凱に向ける。
「ちょ……やめろよこえーなぁ……」
「景品へむやみに手を出さないでください」
「いいだろ、このくらい……」
「駄目です。さぁ、私の顔が笑顔の内に手を放してください」
『雪の事好きすぎるだろ!』と江凱は思いつつも『天耀は怒らすとこえぇからな……』しぶしぶ手を放し、天耀も弓矢を下した。

 と言うやり取りもありながらも、天耀は無事『墨一日貸出券(1枚)』をゲットしたのだ。

「ほら、約束ですよ。ちゃんと話してください」
「分かった分かった……」

■江凱・墨の蘇月に関する情報

 江凱と墨は蘇月との接点はなかった。
 何故かと言えば江凱は猫かぶりモードで接していたし、そんな彼を蘇月は怖がって近寄らなかったからだ。
 そして墨も特に接点はなく、何かあればあいさつ程度はしていたが話す事もなかった。

「んなもんで、よく分かんねーんだよな。あと友達とやらも知らねーな」
 そう江凱は言い、墨も「俺も同様です」と答える。
 ただその時、江凱は墨をじっと見つめ。天耀はまだ酔いがあるとはいえそれに何となく引っかかりを覚えたが特に表に出さずに、墨に従獣を辞めたいと思う時はあるかなどを聞く。
「俺は従獣を辞めようと思った事はありませんし、江凱様の下を離れようとも思いません。俺の居場所はここだけなので」
 江凱はそれを聞いて、少し悲しげな顔をした。
 しかしすぐに表情を戻して天耀に顔を向ける。
「次は璃琳に話を聞くのか?」
「ええ、そうですね」
「そっか……」
 そんな江凱の奥歯に物が挟まった様な態度に、先ほどから引っかかりを感じながらも天耀はひとまず黙っておくことにした。
「あぁ、そうだ。この墨一日貸出券ですが、早速使わせてもらいます」

 

 江凱は『ザマァ』と言いたげな顔でニヤニヤし、雪と太博はあっけにとられ。
 そんな中、皆の視線を浴びる天耀は……。墨をクンクンと嗅いでいた。
 そして、実は戦慄の人生ゲームを少し離れた場所で覗き見ていた璃琳は『私も! やりたいのにっ!!』と嫉妬の眼差しを向ける。
 だが天耀は周囲の目などどこ吹く風。
『やっぱり雪とは違うな。雪の方がいい香り……』と、墨の耳の裏など念入りに嗅いで思っていたのであった。
 あと墨の目は死んでいた。

 ちなみにこの後天耀は、雪と墨の尻尾で陰陽太極図を作らせ、並んで座らせ稲荷寿司を食べさせと、ちゃんとやった。

「江凱となにやら楽し気な事をしていたようじゃないか?」
「あぁ、麗雲兄上の耳にも入りましたか」
 雪と墨を連れて歩いていると、麗雲がニコニコとやって来る。
 そんな彼に天耀は事のあらましを話した。
「水臭いじゃないか天耀。こんな楽しそうな事を教えてくれないだなんて……僕も見たかったよ」
「それは申し訳ありません」
 天耀は困り顔で謝り、麗雲はすぐに笑顔で「いいさ」と言った後、「そうだ」と謡尾に持たせておいた大き目の袋を差し出す。
「祭りの時にぬいぐるみが売っていたんだが、中々いい出来でね。そのぬいぐるみを作った職人に頼んで作ってもらったんだ」
 天耀が中を覗くと、それは雪のフェイス形クッションだった。
『可愛い!』
 雪達に気取られない様に袋の口を閉めつつ心で叫ぶ天耀。
「天耀にはいつも楽しませてもらっているからね、そのお礼だ」
 そして麗雲は相も変わらず天舞に会う為去って行った。

 あと天耀の部屋は雪グッズでちょっとファンシーになった。

 

第三十話『戦慄の人生ゲーム!』終

 

 私がこの回を書くと、必ず江凱はツインテールになり天耀はツーサイドアップになります。
 あと私の欲望が入り混じってる。

 

前回

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次回

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*1:なお、小説を賞に応募した事もあるが1次審査すら通過した事はなかったし、評価シートありの所では常に構成の評価が最低ランクだった

*2:試し読みや読者の感想等も36話くらいでよく見なくなり、大して分からない