◆注意する事ばかりで長くなった注意◆
これは
- 重度の中二病患者が作った黒歴史濃度の高い「アタイの考えたサイキョーの王ケモ設定!」
- 原作のネタバレと世界観&キャラ崩壊
- 女体化
- 原作を読んでいる事前提だが、読んでいても意味が分かるとは限らない
- 滲み出る変態性
を含みます。
そして私は
- 小説・漫画・絵等を書くor描くのが得意ではない*1
- あっぱっぱーだし中華風ファンタジーはもちろん書けん!
- 王の獣は単行本7巻まで持っているが、それ以外は試し読みや読者の感想等で得た知識しかない*2
- 王の獣のキャラが好きだがアンチという矛盾の存在
です。
それでも見たい人は続きへGO!GO!
番外編『蘇月の手習い』
蘇月は字の読み書きがある程度できていたが、まだ下手だ。
だから時々太博に見てもらいながら練習をしていた。
そしてこの日は天耀の手が空いたからと、天耀が蘇月の手習いを見てやる事にしたのだ。
「太博が良かったかな?」
「そんな事、ないです……」
蘇月は困った様子で答える。
そんな仕草が可愛くて、だからいつも天耀は『意地悪かな?』と思いつつも、ついついからかう様な事を言ってしまう。
天耀にとって、蘇月は従獣であると同時に妹のような存在なのだ。
そうして始まった蘇月の手習いだが、天耀は蘇月に教える事はほとんどなかった。
何故なら、蘇月は教本をしっかり読んで、ちゃんと理解しながら文字を覚えていっているからだ。
だから隣同士に座ってはいるが、天耀は読書をしつつ時々分からない所や書き方のコツを教える程度だった。
「随分うまくなったな」
そう天耀が褒めると、蘇月は恥ずかし気に、でも嬉しそうに微笑んだ。
しばらくして、蘇月は読んでいた教本の最後まで到達した。なので今度は新しい教本で勉強したいと思って取りに立ち上がる。
が。この時服の裾を踏んでしまい、よろめいてしまった。
天耀が慌てて支えたので転びはしなかったが、白い尻尾がすずりに乗っかってしまい……。
蘇月は泣きそうな顔で天耀を見た。
そして尻尾を下手にどけると墨で周囲を汚してしまう。と、どかす事もしないものだから尻尾にみるみる墨が染み込んでゆく。
そんな蘇月を前に天耀は下女を呼びつつも、落ち着いて墨で周囲を汚さないように物をどけ、墨を吸い取る紙を用意し、尻尾をゆっくり持ち上げ紙でくるんで墨汁をぬぐってやった。
その後。蘇月は下女に手伝われながら尻尾を洗ったのだが、当然そう簡単には落ちず……。
「どうした? 今日は尻尾を出さないんだな」
太博は尻尾を服に隠す蘇月にそう聞く。
「はい、そのぉ……」
蘇月は言い辛そうだ。
『女の子だしな、恥ずかしいのか』
と、昨日蘇月が尻尾を墨汁で汚してしまったと聞いていた太博は思い。
「いや、すまない。ただ最近暑くなってきたからな、無理はするな」
と言って終わったが、実はほんの少しだけ事情が違った。
「暑くないかい? 蘇月」
天耀は蘇月と二人きりの時、そう聞いた。
亜人は尻尾が小さければ、服の外に出さない者もいる。
しかし蘇月は尻尾が大きいし、太博が心配した通り熱くなって時々尻尾をパタパタ動かし服の中に空気を送っていたのだ。
「大丈夫です……」
蘇月はちょっと困った顔で答えた。
「太博は笑ったりしないよ?」
「太博様は関係ありません!」
そう言いつつも、太博に染みの消えない尻尾を見せたくない蘇月はしばらく尻尾を隠し、そして風呂に入った時は念入りに尻尾を洗って過ごした。
『蘇月の手習い』終
前回
次回
関連記事
原作の広告(2023/4/24 電子版情報)
Cheese!(チーズ!)
2019年3月号~2023年6月号に王の獣が掲載されており、全号購入可能。
割高にはなるが連載中なら最も早く王ケモが見られる。
また、マイクロ&単行本で修正された箇所が電子版でも元の状態で見られると思われるので、単行本とセットで買って変化を楽しみたい人向け。
王の獣~掩蔽のアルカナ~【マイクロ】
53巻まで発売中。
1巻で大体1話分くらいが見られる。(ページ数による)
先行配信をしているサイトもある。
連載中に雑誌より安く、単行本より早く王ケモを見たい人向け。
王の獣~掩蔽のアルカナ~
12巻まで発売中。
1巻に大体4話入ってる。(1話分のページ数による)
時間が掛かってもある程度安くまとめて読みたい人向け。