- この物語はとある版権物の影響で制作されている
- 矛盾が生まれる可能性アリ
- 私は小説や漫画等を描くのが得意ではない
舞台概要
一年の始まりは冬至か夏至のどちらか(北半球か南半球かの違い)の惑星。
どの国でも冬至と夏至はほとんどの会社等が休みで、各地で祭りが行われる。
各国は中華風、和風、アジア風の建物や衣装が特徴。(トイレやシャワーは洋風)
『妖力』というエネルギーと、『妖術』という妖力を使い発動させる魔法の概念があり、妖術使いの中には『神』と呼ばれる特殊な能力を持つ者もいる。
科学が発展しておりスマホも普及しているが、妖術を組み込んだ『妖具』という道具もある。*1
住んでいる種族は、人間、エルフっぽい耳の魔人、獣度の濃さは様々な妖魔及び獣人など。
それ以外にも特に妖力を持たない動物や妖力を持つ魔獣、そして人々の日常に脅威を与える『鬼』と呼ばれる存在もいる。
国
烈華
五つの小さな国を一まとめにしてる大国。
中央の黄金ノ国(こがねのくに)に住む皇帝が、東西南北にある紅ノ国(くれないのくに)、白ノ国(しろのくに)、黒ノ国(くろのくに)、蒼ノ国(あおのくに)全てを統治している。
周囲四つの小国にはそれぞれ王がいるが、基本は皇帝にならなかった皇子が務めている。
この国で生まれた皇子・皇女には『守護者』と呼ばれる役職の人物が一人就く。
凪の国
烈華の隣の和風の小国。
神の力がある神王が納めている。
温泉が多いが地震はなく自然災害も起こらない長閑な場所だが、それは神王の力によるもの。
神王は凪の国の中心にいて、その力を使って国を自然災害から守っている。
なので神の力を持ち神王に選ばれた者は国から出る事はおろか、城からも出られない。
各国の街の構造・移動手段
電気などは地下に埋め立てられてるケーブルから供給されるので、表面上に科学的な物が剥きだしている事は少ない。*2
移動は電車、バス、車もあるが馬もある。
中には知能が発達した空気を読む馬もいる。
飛行機も船も潜水艦もある。
冬至祭と夏至祭
神様の目覚めと眠りに関する祭。
冬至祭は目が覚めた神様を祝い、夏至祭は眠りにつく神様が良い夢を見られる様に楽しませる。
種族
魔人
妖力が強い長寿の種族。
ほとんどの個体は耳がエルフの様に尖っているのが特徴。
また、『神』と呼ばれる存在になるのもこの種族が多い。
妖魔
身体能力が高く、魔人ほどではないが長寿である事が多い種族。
動物や爬虫類などの生き物の特徴を持っている。
俗にいうケモ度は、人間に耳や尻尾が生えているレベルから動物が二足歩行をしているレベルまで様々。
妖魔は自身が持っている特徴の生物に妖力を使い完全に変わる『変化(完全獣化)』も出来る。
変化とは簡単に言えばケモ度を妖力を使って操作する術で、個体によっては黙っていれば動物に間違われる*3時も。
完全獣化の程度は妖力や個体により違ってくるので、本物の動物の様になる個体も居れば、どんなに頑張ってもデフォルメされた可愛くて小さい獣にしかなれない場合もある。
また、体を巨大化させる個体や人間に化ける個体もいるが、変化時間含めそういった能力は個体の妖力や技量、得手不得手により変わって来る。
獣人
妖魔の亜種。
人間に獣の耳と尻尾が付いている感じの獣人。
完全獣化はしないが人間より長寿で体が丈夫。
年は人間と同じように取る個体が多いが、妖力次第。
人間
この世界ではひ弱な種族。
時々妖力が強くて普通よりは長生きする人間が生まれる事もある。
(女性の場合は魔女と呼ばれる)
動物
妖力が特になく妖術が使えない地球上にいるような動物の事。
尚、この惑星には空飛ぶ鯉のぼりの様な生物が存在するが、そいつは妖術を使って飛んでいる訳ではないので動物扱いである。
また、動物の中には知能が発達し人とコミュニケーションが取れる動物もいるが、これも妖術を使っていなければ動物カテゴリーである。
魔獣
妖力を持ち妖術を使う動物をそう呼ぶ。
妖術無しでは空を飛ぶことができない空を飛ぶクジラや、妖術を使う動物が当てはまる。
ちなみに空飛ぶクジラは凪の国や烈華周辺で、空魚(そらうお)という小さな空飛ぶ魚型魔獣と共に空を泳ぐ姿が春から夏にかけてよく見れる。
憑き物
物に綺麗な魂のカケラが取り付いて動くようになった物。
人間の様な豊富な感情は基本ない。
寿命はあるのでいつかは壊れてしまう。
種族『鬼』
主に死体に穢れが取り付き変貌する事で生まれる種族。
特に無念の死を迎えた生き物が陥りやすい。
色々な種類がいて、子供が蹴飛ばす程度で倒せたりある程度ほおっておいても大丈夫な脅威にならない物から、確認し次第討伐しないといけない物までいる。
あまりに強すぎると『鬼』ではなく『邪神』とも呼ばれる存在になる。
下に一例を書き出す。
虚(うつろ)
人の心を食べる鬼。食べた心は宝石になり排出される。
心を食べられた人は死にはしないが、今までの記憶を忘れ廃人の様な『空(から)』になる。
元に戻すには宝石になった心を持ち主に返す。
虚の作り出す宝石は高値で売れる為、あえて虚を飼い慣らし、人の心を食べさせ宝石を作りそれを売って金儲けをする商人もいるが、もちろん犯罪である。
滅(めつ)
物を壊す鬼。
悪食(あくじき)
何でも食べてしまう鬼。
淫魔(いんま)
人や妖魔の性気を吸い取る、薄い本に出て来そうなアレ。
泣き迷い(なきまよい)
嘆き悲しむ鬼。常に憂いを晴らすために憂いの原因を見つけて取り除こうと、あちこち放浪する。出現しやすい鬼。
影法師(かげぼうし)
人型の影の鬼。子供がなりやすく、被害は悪戯程度だが常闇がそばに居る事があり厄介。
常闇(とこやみ)
闇に潜み人を襲う鬼。影法師の母親や父親をやっている事が多い。
亡霊
夜や暗闇に現れる亡霊。鬼とは違い死体が変形した物ではない。実態を持たないが誰にでも見え、武器に妖力を込めるか既に妖力が入った妖刀ならば滅する事も可能だが、不気味なだけなので放置される事が多い。
半鬼(はんき)
鬼化しかけたのに鬼にはならなかった半分鬼の生物の名称。
異常なほどの妖力を持っていたり、感情制御が効かなくなると攻撃的な面も出やすい個体がほとんどで嫌われている。
国によっては処分の対象になる。
穢れ(けがれ)
邪悪の塊。生き物の死や負の感情で生まれる。
穢れが可視化できる人には黒くてモヤモヤした物に見える。
普段は地面に染み込んで息をひそめているが、人々の不安、憎しみ、怒り、悲しみ、絶望などネガティブな感情に寄って来て憑りつく。
憑りついた先が死体だった場合は、だいたい鬼化する。
生きてる動物にとって濃度が薄ければ無害だが、取り付かれた状態で死ぬと体を乗っ取られて鬼化する率は上がる。
そして生きている動物に高濃度の穢れが取り付く事でも鬼化する。
(穢れを祓えば元に戻る)
火葬した死体には取り付かず鬼化もしない為、この世界では火葬が主流。
妖力と妖術
妖力は力の源、妖術は力の源である妖力を使って起こす何らかの現象。
つまり
妖力=マジックポイント
妖術=魔法
である。
ちなみに妖魔の変化は妖術なので、妖力の低い陰は長時間変化し続ける事が出来ない。
武器
この世界の武器には、ミニチュアサイズにして持ち運べる武器(というか妖具か?)がある。
通常・ミニのサイズ変更は武器に妖力(魔力)を流し込む事で行う。
もちろん基本は妖力(魔力)がある者しか使えない。*4
そして小さいサイズの時でも通常サイズの重さが反映されるので重い。
成人年齢などについて
18歳。娼館で女性は16歳から体を売るが、買う方は18歳から。
飲酒・煙草も18から。
寿命
妖力や肉体の構造が寿命に関わっており、長く生きる者もいれば地球の人間程度の者もいる。
長寿の個体は一般的な人間同様に成長した後二十代くらいで成長が止まる個体や、ゆっくり成長する個体などがいる。
主要人物
年齢は主要物語の年にいくつになるかを書いてある。
陰
黒狐系妖魔の女の子。17歳。
黒い毛と琥珀色の瞳をしている。
髪の長さはショートボブくらい。
現在は凪の国在住。
父と母に家を追い出され、暝玉の所で厄介になる。
暝玉
訳あって実家から離れて凪の国のとある旧図書館に暮らす男。19歳。
灰色の髪と黒い瞳をしている。
髪の長さは背中くらい。
いつも本を読んでいる。
フレイ
暝玉の親友。人間。21歳。
明るい茶色の髪と瞳。
髪は短い。
仏頂面だが……?
登場人物番外編*憑き物
憑き物・蚊取りブタ君
蚊取り線香や蚊取り線香の原料を食べる蚊取りブタの憑き物。
蚊の季節は、鼻の両穴から煙を出している。
片方の鼻から勢いよく発射される煙で、蚊をスナイプショットするのが得意。
元になった蚊取りブタ毎に色や柄が違うが性能は一緒。
憑き物・ランプ君
オイルランプの憑き物。暝玉の所のランプ君は旧図書館に元から居た。
一人でよく屋敷中を出歩いている。
憑き物・電話さん
暝玉達がいる旧図書館に実はいる。
暝玉が来る前から旧図書館にいるダイヤル式のお洒落な電話。
電話が来るとフレイ達の元にやって来てくれるが、スマホが主流なのであまり活躍はしていない。
まとめ