Dへの扉

謎生物、地球でやりたい事をする

TRPGをやろう! #16『悪夢の家 #11』

※注意※
  • 使っているゲームルールやシナリオは、既存の物を改変したり別の物とくっ付けた感じにして彩乃が作った物
  • ルール説明などは不親切設計
  • シナリオのお話等は架空の物だから、登場する地名・人・名称などなどは実在の物と関係ない
  • TRPGをやっていく中で、親子で説明や相談が行われているなどの部分は書くのが大変なのでほぼカット
  • 小説や、掲示板とかのショートショートみたいな表現
  • 設定などに矛盾した部分が多く出ると思う(・ω<) テヘペロ
●この手のTRPGリプレイにおいて明記する部分を、はっきり書いてない

自己紹介

f:id:ayano-magic:20190924114326p:plain【彩乃】
ドリームランドから来た、普通の女の子
このTRPGでKPをしている

 

f:id:ayano-magic:20190911103947p:plain【お母さん】
彩乃のお母さん
このTRPGでPLをしている

 

f:id:ayano-magic:20191028174425p:plain【烏丸小鳥】
お母さんのキャラ
人類を憎み滅ぼそうとしている
『魔女の竹箒』という清掃業者に勤務

 

【西田育夫】
シナリオ内でプレイヤーにとある物件を片付けて欲しいと依頼してきた人物
30歳独身のプレイヤーに友好的なNPC

 

【魔女の竹箒・社長】
知名度の低い『魔女の竹箒』という特殊清掃や片付けを行う会社を営む社長 
過保護気味なNPC

 

【黒女】
西田家邸宅に出没する悪霊
長い髪の女の形をした黒い霧という姿で、生きている人間を見かけると襲ってくるが、飽きやすい

 

前回のあらすじ

 17時、西田育夫のアパートで一緒にケーキを食べた小鳥は精神1回復。

 ついでに守夫家邸宅に出る幽霊の話をする。

 更に、心霊映像で儲けようと企てている事の確認をしてOKをもらえた事に喜ぶ小鳥は、お土産のケーキを手に18時30分魔女の竹箒に帰還したら、社員から祝福された。

前回のお話

ayano-magic.hatenablog.jp

最初の記事

ayano-magic.hatenablog.jp

ゲームスタート

ayano-magic.hatenablog.jp


小鳥の状態

[体力 12/15] [精神 7/7]
[侵食値 60]

 


ロールプレイ再開

18:30

群馬県前橋市・魔女の竹箒

f:id:ayano-magic:20200118142247p:plain【社員A】
烏丸さん
彼氏おめでとう!

f:id:ayano-magic:20191113124952p:plainは?

 

f:id:ayano-magic:20200118142247p:plain【社員B】
社長から聞きましたよ
男の人からデートに誘われたって

 

f:id:ayano-magic:20200118142247p:plain【社員C】
社長喜んでましたね
「小鳥ちゃんもやっと年相応な事をし出した」
って

f:id:ayano-magic:20191112113446p:plainそれは……
ガセですね

 

f:id:ayano-magic:20191102212658p:plain【社員A】
そうなの? でも今日はもう
『小鳥ちゃん彼氏おめでとうパーティー
開催するよ?

f:id:ayano-magic:20191112113446p:plain勝手に楽しんでください

 

 

 と、小鳥は答え、8分の6になった桃のシャルロットを社員に押し付けると、シャワールームに向かった。

 

 洗濯をし体を洗って出てくると、社員はまだ残っていて、みんなで応接スペース辺りに集まり冷やし中華やスーパーのお惣菜を食べていた。

 ケーキはすでに食べられた後の様で、空になった箱とプレートが残されている。

 そして小鳥がデスクに向かうと、冷やし中華を持った社長が現れた。

f:id:ayano-magic:20200118142247p:plain【社長】
小鳥ちゃんお疲れ様ー
これどうぞ

 

 コトリ、とテーブルに冷やし中華が置かれ、小鳥も遠慮なく食べ始める。

 ついでに「根も葉もない噂を社内に吹聴しないでください」と注意しつつ、隣に椅子を持ってきて座った社長に今回の報告などをした。

f:id:ayano-magic:20200125215239p:plain

社長とのやり取り(イメージ)

【小鳥】
 映像をよこせ、育夫に確認はした。これから念書を作る。明日は9時半に育夫に会いに行く。

【社長】
 分かった。こちらも見積書が完成した。明日届ける様に。
 それから、その怪我、病院で見てもらえ。金は俺が払う。

【小鳥】
 気が向いたらな。そうだ、明日から一人で作業に入るから、軽トラを借りる。あと台車とかも持って行くぞ。

【社長】
 何を持って行っても構わんが、くれぐれも怪我には気を付けろよ。
 それと、あそこの売却予定品だが、あんだけ派手な超常現象が起きた場所のブツだからな、そのまま売って何かあったらうちの信用が危なくなる。
 だからうちの倉庫に一時保管し、様子を見る。

 こうして小鳥は社長から夕食をご馳走になり、日報を書き終えると帰宅した。

 家に帰ってからは、念書を作り、日課の毒物の勉強をした後、そろそろ寝ようと身支度を済ませ布団に横になる。

 そして目を瞑ると、今回の事とこれからの事を考えるのだった。

今までのおさらいや小鳥の推理

●お菓子
 明日も育夫はお菓子をご馳走してくれるだろうか?

●動画
 今度の休みに動画編集をして、育夫に見てもらおう。
 再生数がどれくらい行くか楽しみだ。

●鈴音ヶ丘
 手入れのされていない家や空き家らしき場所もあったが、高級住宅街の様なのに変ではないか?

●幽霊と魔除けグッズ
 守夫宅には今でも魔除けグッズがあるが、まるで意味をないしていない様だ。
 もしかしたら、今までファブリーズで何とかできるのでは? と思って行動していたが、それは無駄だったかもしれない……?

●黒女の対処法

 判定 [ 頭脳13+発想8=21÷2=10 ] =9・成功

 黒女自体をどうにかする方法は思いつかない。
 しかし、やつは飽きやすく追いかけてはこないので、出会ったらいったん離れればいいかもしれない。
 それに攻撃も、片手で持てる程度の物を投げてくるだけなので、投げる物がなければ何とかなるのでは?

●車の事
 車はあるが鍵がないので、明日育夫に聞こう。

●怪しい場所
 今の所、倉庫の床と、物が多くてよく調べられなかった夫婦の寝室が怪しいか?

●幽霊の事
 泣いている幽霊は、守夫達かもしれない。
 こんどあったら名前を呼んでみようか? 

 そんな事を考えている内に、小鳥はだんだんと夢の世界に入って行ったのだった……。


??:??

???

 あなたは、真っ暗な場所に立っていた。

 裸足なのか、床の、ザラザラとした土の触感が足の裏に伝わってくる。

 鼻を突くのは、鉄の臭いが混ざった生臭さや排泄物の臭い。

 その中で、あなたは強烈な不安感と恐怖に襲われる。

 

『ここから出して……!』

 そう叫んでも、声が周囲に反響するだけだ。

 

 そんなあなたの目の前に、黒い靄が現れる。

 ソレは憎悪の塊だ。

 黒い霧はあなたを嘲笑うかのように取り囲み、飲み込んでいく。

 耳元では生暖かい息と「許さない」という女性の、まるで嬉しさを内に秘めている様な、艶のある囁き声。

 次第に全身に何か小さな虫が這いずり回るような感覚がする。

 それはあなたの体をくまなく這いずり回り、そして皮膚をちぎって体の中に侵入していった。


 スマホの振動音で目が覚める。

 小鳥は全身に嫌な汗をかいていた。 


といった所で、次回に続く……かな?

続いた

ayano-magic.hatenablog.jp