これは藤間麗さんの漫画『王の獣~掩蔽のアルカナ~』の二次創作ですが
「もはやオリジナルで描けよっ!」
と突っ込みたくなるパラレルワールド二次創作です
なので天耀様はタイトル通り8歳児ですし、藍月さんは女を捨てていないお姉さん系です
【その他注意点】
- これは王の獣感想記事に載せた天耀様8歳絵の、まとめ的な物
- 原作のネタバレあり
- しかし原作を見てないとよく分からないと思われる
- 私は漫画や小説など書くのが得意ではない
- 無駄に細かい設定が出てくる(設定厨)
- 服装が違っているなどおかしな個所があるが、描いているのがしょせん馬鹿謎生物なのであまり気にしないでね
王ケモまとめ
王ケモ二次創作まとめ
ここは平和な王の獣~天耀様8歳の世界~
序盤の説明
ここは平和な王の獣の世界。
ケモノはいるのにノケモノだらけ……なんて事もなく、人間も亜人も比較的仲良く暮らしている。
そんな世界の中華風な国で白狐の亜人・藍月は、この時代にしては珍しく女性でありながら軍人として活躍していた。
理由は「軍は給料がいいから」だ。
もちろんその代わりに命の危険は付きまとうが、貧しい村の貧しい家の出の彼女にとってはそんな事は些細な問題だった。
そんな彼女にとある話が持ち掛けられる。
それは「第4皇子の従獣になってくれないか?」という物だ。
期間限定の仕事ではあったが提示された給料もかなり良い。
なので藍月は二つ返事でこの仕事を引き受けると、皇宮に向かったのだった。
天耀様は今年8歳になったばかりの、この国の第4皇子だ。
遅くにできた子なので上には成人した兄が3人と、もうすぐ嫁に行く年頃の姉が1人いる。
お母様が早くに亡くなられ寂しい思いもしてきたが、エンペラーや兄弟から大変甘やかされ可愛がられ育っていた。
そんな折に上のお兄ちゃん達で帝位継承戦が行われようとしているのを聞きつけた、まだ従獣もいない天耀様は
「僕も帝位継承戦出たい! 従獣も欲しいーっ!!!」
と我儘を言ってしまう。
もちろんそんな我儘は受け入れられず……なんて事はなく、エンペラーは早速
「軍部で最も活躍している亜人」
を皇宮に呼び寄せ、帝位継承戦が行われる1年間だけ第4皇子の従獣となり、皇子と共に帝位継承戦に参加する事を命じた。
しかしここで誤算が生じる。
呼び寄せた亜人は珍しい事に女性の将軍・藍月だったのだ。
本来、従獣には(間違いが起きないよう)男の亜人が選ばれる。
なのでこれは問題だった。が、まぁそれも古い仕来り。
別の亜人を連れて来るのも面倒だと頓着しなかったエンペラーは、年齢差的にも間違いは起きないだろうというのもあり
「お前が女だとバレると保守派が色々うるさく言ってくるから、従獣でいる間は男のフリをしていてくれ」
とだけ命じ藍月を天耀の従獣にしてしまう。
こうして、お金の為に男のふりをする藍月さんのウピウピ皇宮ライフは始まったのだ!
藍月、新人いびりにあう。
天耀様が自分の下にやって来た従獣の藍月を兄上達に自慢した日の夜、藍月は謎の亜人による襲撃を受けた。
藍月が彼を守っていくと誓った日の夜である。
そして太博が嫉妬に狂う日々の始まりでもあった。
ちなみに、こちらの藍月さんは「殺した」と言っているが殺しておらず、描写はされていないが「死んでねぇ……」とブッ飛ばした亜人から突っ込まれている。
あとこの時点で藍月さんが襲われたのは、お手並み拝見しようとした江凱お兄ちゃんの指金って設定。
(原作ではエンペラーが暗躍してそうだけどね)
太博、藍月のヒミツを知ってしまう。
天耀様の下にケモ耳しっぽが参上して数日後……。
ちなみにこの時、腰巾着はバストサイズ以外の藍月さんの体の特徴も把握してしまう。
そして藍月さんは腰巾着の態度から自分が女であるとバレた事を察したが、面白いから黙っていた。
温泉
天耀様、温泉に浸かりに行く。
今日もこの世界は平和である。
忌まわしき伝説の第14話! 戦慄の人生ゲーム!!
エンペラーの三男・江凱お兄ちゃんは、弟の天耀様が大好きだ。
だから何としても天耀様と遊びたい。
なので天耀様を勝負という名の遊びに誘う事にした。
でも、可愛い子には意地悪しちゃう性格の江凱お兄ちゃんは、天耀様からめっさ嫌われていた……。
とか考えていた太博さんだったが、負けると天耀様が泣きそうだから本気で勝負の準備した!
そして当日。
更に江凱お兄ちゃんはこの後『コール付きお酒飲んで❤』マスに止まる。
「「江凱さーまの~・ちょっとい~とっこみってみたい! あそーれ!」」
(私は詳しくないですが、このコールは古いと思います……)
そして、なんやかんやで楽しんだ人生ゲームも終わり勝負に勝った天耀様は『雲仙湊』をゲットした。
こうして天耀様は雲仙湊に視察に行って「らん月に何か買ってあげるんだ」と、ウッピウピで帰って行ったのだった……。
4枚目の画像で腰巾着が何やら良からぬ事を考えているが、こちらの世界とは無関係な事も言っている。
それから一応このコマで腰巾着が言っている事を書き出しておく。
『藍月がいなくなれば再び天耀様は私を、私だけを見てくれる。
それにだ、殺された弟の復讐+男装の麗人+めっちゃ強い+逆ハー状態で男共を順調に攻略する攻略女王の名を我が物にした主人公補正持ちの今の藍月ならば、江凱様の下でも上手くやって行けるのではないか?
もちろん男性向けちょいエロ漫画になりそうではあるが、それはそれでまた一興。
ならば勝負に負けたとて誰一人として損をしない。
むしろ私にとっては得な事しかないというそういう棚ぼた状態なのではないか今は……?』
天耀様、大人の世界を垣間見る。
この前、藍月が江凱お兄ちゃんの魔の手に掛かり女バレした上、媚薬で発情させられるというちょっとした事件があった。
この時は天耀様と太博が『ママ来た』効果を発動させラブシーンの妨害に成功したのだが、藍月さんは猛省。
二度とあのような事態に陥らないように太博を巻き込んで『秘密の特訓』をする事に。
しかしその内容が
『何かあった時に自分が危害を与えぬように鎖を使って自ら拘束した上で『あやしいくすり』を使う』
という物だったのだ!
しかもそこに天耀様がやって来てしまう。
後に天耀様は王族・貴族制を廃止し、国に革命をもたらした最後の皇帝として歴史に名を刻む事となる。
ちなみに太博はあの後、数日掛けて誤解を解いた。
補足ですが、こちらの天耀様は藍月が襲われている所にママ来た効果発動で来た後
「らん月をいじめないでくださいー!」
と江凱お兄ちゃんをポカスカ叩きながら言ったら
「帝位継承戦でお前が勝ったら、もういじめないぞ」
と意地悪を言われて
「10歳以上年の離れた弟に言うセリフじゃありませんー!」
と大泣きして、ますます江凱お兄ちゃんが嫌いになっていた。
冬はコタツ!
天耀様は夜、コタツがヌクヌクで気持ちよくてウトウト寝てしまう。
そして完全獣化&巨大化した藍月と戯れ、背中に乗せてもらう夢を見ていた。
そんな天耀様は無事、藍月と太博に発見されベッドに運ばれたのだが……。
翌朝
「僕ねー、藍月の上に乗る夢を見たんだ!」
とかなり省略して太博に自慢してしまい、太博は
「へ……? はっ……早い! まだ早いですよ天耀様っ!!」
と、何かものすごい勘違いをしてしまうのだった。
墨の取り合い
ある日、江凱お兄ちゃんが墨にお仕置きをしていた。
そこに璃琳姉上が現れる。
こっちの世界は今日も平和だ。
ちなみにガチ目の拷問器具が描かれておりますが、職人による巧みな技法により、あまり痛くなく過剰に身体を傷つけない作りになっております。
好みのタイプ
なんやかんやあり藍月は天耀様に女バレした。
「僕だけ仲間外れ……」
と最初は拗ねていた天耀様だったが、それも収まり藍月が一人称を「私」に戻した頃。
こちらの藍月さんは、太博ルートに行っていた!
ちなみにこちらの世界の藍月さんも、腰巾着と江凱からは確実に女だという証拠を掴まれており、それが原因で墨にも女だとバレております。
しかし、そもそもこちらの藍月さんは女を捨てていないせいか、ほとんどの人から
「あいつ、女だよな……?」
と思われており、天耀様だけ全然気が付いていなかったという……。
というわけで『ここは平和な王の獣~天耀様8歳の世界~』完結!