Dへの扉

謎生物、地球でやりたい事をする

謎生物、Cheese! とCheese! 作品を語る。

◆注意◆

 これはド素人の謎生物が自分の観点から、小学館から発行されているCheese! という雑誌及び掲載作品に対し語った物です。

 投稿後にちょいちょい編集をしている為、大体2020・12月号辺りを見ての発言だと思ってください。

 更にこの記事には以下の成分を含みます。

  • Cheese! 読者層とは大きく外れた人の、個人的な意見
  • ネガティブ発言
  • ネタバレ

 なので、Cheese! 及びCheese! 作品が好きな人は特に見ていて気持ちがいいものではないのですが、それでも見たいという奇特な人はゆるく見て行ってね!

(尚、もう面倒なので私のこっちのブログでのキャラ設定はほぼ破棄したよ……)

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はじめに

 私は2020年2月からCheese! を購入している為、さほどこの雑誌について詳しくありません。

 また、Cheese! 作品は私の好みとは大きく外れております。

 

 じゃぁなんで買ってんだよ!

 となると思いますが、一部作品のキャラクターが大変気に入っているからです。

 

 ですが私は、お金を払って買った以上はコラムなど含め全部1度は目を通そう……。

 の信念の下、一通り目は通しております。

 

Cheese! に対しての私の印象

 抜きゲーの少女漫画版(18歳未満対象)で、TL予備軍な漫画雑誌。

 その為ストーリーには力を入れていない様に見受けられる。

 

 掲載作品のスタイルは今現在だと、主要キャラ2名の男女による恋愛を見せていく物。

 でも恋人になってから、もしくは疑似恋人でイチャラブが本番な様で、展開は早めでチョイエロでよく盛ってる印象。

 

 また、ヒーロー・ヒロインが相手を好きになる理由に『顔』が挙げられている事が多いイメージもある。

 個人的には中身で勝負してほしい所だが、どちらにせよ不細工が徹底して出てこない為、顔がいい人か中身も顔もいい人しかいない。

 

 男が多めだが女が少ない傾向で、家族愛や女性同士の友情は二の次所かまるで出さない事が推奨されている様だ。

 

 そして脇役の恋愛は描いている作品が少ない上、逆ハー状態の作品が多いせいかはたまた需要があるからなのか、男同士の同性愛になりがち。

 だけど当然の様に女性同士の恋愛なんてない。

 

 ファンタジー色を出している作品はあるのだが、ファンタジーをそれなりに見てきた自分からすると作家(と編集もかも)に「描き(作り)なれてない感」を感じるような?

 そしてSF(ロボットと恋愛、科学の発展した近未来が舞台などの話)はない。

 SF系恋愛は需要がないのか描ける人がいないのか……。

 

 だが最後は(主人公とその相手は)ハッピーエンドになると確定している為、安心して見ていられる感はある。

 ただ、誰と恋愛するか連載開始時に分かってしまう為、「この子は最終的に誰とくっ付くの?」というワクワク感はない。

 

 更に初々しさや爽やかさ、可愛らしさを感じる恋愛を取り上げた作品は一部シチュエーションだけ見ればあると思うのだが、全体通して雰囲気を見るとないように思える。

 

 なのでCheese! は恋愛を扱ってはいるが趣向に偏りを感じる。

 

 ただ別冊付録の読み切りだとバリエーションが増えるのかも。

 例えば、朱音りかさんの『営業部の恋はちょっとめんどくさい』は好きな子に思いが伝わらずに勘違いされちゃう恋愛が面白く、顔がニマった。

 それに高内藤花さんの『残炎』では、淡々とした切なさを感じた。

 他にもCheese! 本編にはないイケオジ枠作品も出てきた事がある。

 

各作品について

虹、甘えてよ。

 この作品は、あらすじを見た程度で最初から見ておらず主人公に感情移入しづらかったのが原因だと思うが、最終回や後日談で先生に救いがある描写なくね? ってなって多少後味が悪くなった。

 

 そして虹に対しては36話のシーンで

「はぁ? なんでこの女、マウント取ってんの? 先生は恵まれてるお前と違って助けてくれる奴がいなくて望んだわけでもないのに歪んじまったんだよ!」

 ってなった。

(いや、知らんが。実は事件当時いたのに歪んだのかもしれないが)

 

 主人公達が好きな人は沢山いると思う作品なので、申し訳なさはある。

 それに主人公は被害者な上まだ子供なんだから、しょうがない。という気持ちもある。

 だけど、購読してから見た分だけで判断すると、あのセリフで主人公に好感が持てず

「それって周りに助けてくれる人がいたから出来た事だよね?」

「家族や友達や恋人にすら恵まれてなかったら、出来なかったよね?」

 となった。

 

 あと一応書いておくけど、こういう作品は苦手な方に入るとは思うけど、この世にあるこうした作品を消し炭にしてやろう。とかは思ってないよ。

 

執事たちの沈黙

 Cheese! 作品にしては私好み寄りだった。

 更にクソまずゴム肉食べた辺りのプロポーズとか、最終回とかで良いなと思ったり感動もした。

 盛ってる印象はあるが、なかなかよい作品だったのでアンケートの面白かった作品に入れる事も多かった。

 

37.5℃の涙

 命の危険を感じて徹底的に距離を置かねばならない。

 と感じるレベルで苦手なジャンルである。

 

 しかし涙腺が緩いとはいえ、あまり泣けないCheese! 作品の中でも群を抜いて泣かせに来て、1度だけだが「続きが気になるな」と思わせた作品でもある。

 その為、アンケートの面白かった作品に入れる事もあった。

 更に実は好きなキャラは柳さん。と言える程度には好きなキャラもできている。

 

 ちなみに私がこの手の作品を毛嫌いしているのは、私がどちらかというと当事者で綺麗事では済まされない事情もある程度知っており、虹甘の先生っぽい要素もある為だと思われる。

 

 そんな感じなので、この作者は凄いなとなった。

 

 あともう一回一応書いておくけど、こういう作品をこの世から消してしまいたいとは思ってないよ。

(というかせっかく住み分けられてるのに、わざわざ乗り込んでるの私だし)

 

恋と弾丸

 これは、オサレ漫画だと思う。(オシャレじゃないよ、オサレだよ)

 ただ第25話で「ホテルの地下7階」という謎のオサレ空間が出てきてワクワク感が出始めて来たのに、その後の描写がただのカップル専用お洒落食べ放題会場だけだったのは残念だった。

 ここは闇カジノや闇オークションの描写も出して

「もしかしてこれって違法なアレ?」

 と読者に思わせつつも桜夜さんの「ヤクザの若頭」というオサレ設定が更に生きる表現があった方が、オサレ値が上がると思う。

 

コーヒー&バニラ

 主人公に苦難が待ち受けても、必ず幸せになる。

 ヒーローが守ってくれる。

 というのが好きな人や、展開は読めるがこの安心感が好き。

 という人向けかな?

 となる作品。

 

まとめ

「( ゚д゚ ) ハッ! これはっ……! モラハラDVクソ男とそんな男に依存する女にありがちな図!」となったり、男女共に相手にやたらと依存しているな。

 と感じる作品もあり、なかなか癖が強く刺激的に感じる。

 

 もちろん中にはTLっぽさを感じにくい作品や依存を感じない作品、ほのぼの系作品もあるが。

 

 ただ漫画はイラストではないのもあり、どちらかというと私は絵柄以外の所を重視して見る傾向だと思う。

 その為Cheese! 作品に対しては

「ここは感動してほしいんだな」

「キュンしてほしいのか……」

 という様なメタい感情が湧く事はあれど、好み、表現の仕方、前後のやり取りなどが原因か心動かされる作品が少なく、それに加えて気恥ずかしいなどで流し読み率も高い。

 更にそれなりにストーリーを楽しんでいたら、いきなり相手役の男性がSっぽい性的言動を取ってきて、展開や相手の性格に引いてしまって萎えた事もあった。 

 

 なので

 

 Cheese!は、決められたページ数(基本39P)でCheese! のメイン読者を食いつかせなくてはいけないストーリー展開が必要な為、私好みの作品はほぼ皆無。

 もしあったとしても『えじぷり!』みたいに1年未満で打ち切りになるんだろう。

(単行本無料試し読みを見てそう判断しただけであり、間違っているかもしれないが)

 

 となりました。

 

 そして個人的には見る人を選ぶ雑誌の印象が強い。

 その為、(どんな物でもそうだろうが)無料試し読みや評価の高いレビューと低いレビューを見て、自分に合っていそうか考えて良いと思ったら購入する事を勧める。