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謎生物、地球でやりたい事をする

謎生物・創作の軌跡11-1『星渡りの子~すみっこ星の大騒動~』設定など

◆注意◆

 これは、脳内でグヘヘっていたりやたらと細かい設定を考えてはみたものの、それ以上には行けなかった創作物。

星渡りの子まとめ

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創作の軌跡まとめ

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 エストレム星団にはいくつもの星が集まっている。

 その星々を移動するにはいくつかの方法があるが、変わった方法は『星渡り』だろう。

 それはこの星団に生まれた者に宿る不思議な能力の名称で、願っただけで星団内の別の場所に一瞬にして移動する力だ。

 そして星渡りを持つ者は、大抵その能力を生かした仕事に就いていた。

 


 

 というワケでそんな感じのゲームの設定を昔考えていたから、その紹介。

 


 

登場人物

響牙(きょうが)

 山の上にあるカサカケ様(守り神)を祀る社を管理する男。

 目つきが悪い上ぶっきらぼうで冷たい印象を持たれやすいが、曲がった事が嫌いな優しい男。

 両親はいたが10歳になる前に事故で他界。

 両親も自分自身も『星渡り』を持っていて、響牙は1日3回使える。

 嫌いな物は特にないが、好物はバナナケーキ。

 

 カサカケ様の社の管理という仕事の他に、星渡りを使って珍しい物を集め売り歩くという仕事もしている。

 しかし事故に遭い記憶喪失になった挙句、小悪魔の悪戯でやたらと目つきの悪いプルプルの水色スライムになってしまった。

 

夕空(ゆうぞら)

 16歳の時に両親が事故で突然亡くなってしまい、寂しさから『家族が欲しい』というお願いを聞いてもらう為に願いを叶えてくれると噂のカサカケ様の元に通い詰め、響牙と出会った女性。

 響牙に料理を振舞ったり、風邪で一人寝込んだ時に響牙が看病しに来てくれた事が切っ掛けで付き合いだし、結婚して双子を生んだ。

 

時雨(しぐれ)と雫(しずく)

 響牙と夕空の息子(時雨)と娘(雫)。双子。

 父親が行方不明になった時、星渡りが使えるようになった。

 一人1日1回しか使えないが、平均的な荷物と人間1人までは一度に運搬できるので、片方が行き・片方が帰りという使い方をしている。

 好きな食べ物はバナナケーキ。

 

白泉(はくせん)

 社国のカサカケの町出身の医者。男性。響牙とは幼馴染。

 今は別の惑星に移住し、そこで小さな病院を営む。

 白衣に丸眼鏡がトレードマークで、笑顔が絶えない愛嬌のある男性。既婚。妻は看護師。小さな子供が1人いる。

 響牙とは今も仲が良く、時々響牙は家族を連れて遊びに出かけていた。

 

ムシナ

 惑星ヨツバのヒトバに住む、ガタイのいい博学な老人。

 体は日焼けし、口と顎には白い髭を生やしている。

 趣味は読書。

 小悪魔の悪戯で、ちょっと大きめのフクロウにされる。

 

女神・シロツメ

 惑星ヨツバの真ん中の小島・ヨツバに住む、女神と呼ばれる存在の女性。

 高い魔力を有している故に年を取らず、長い事ソラクジラの世話をして過ごしていた。

 

ヒトバの守り神・ピックル

 フワフワの尻尾とお耳を持った小動物。

 

フタバの守り神・リックル

 海に住むピンク色のイルカ。

 

ミツバの守り神・ポックル

 モジャモジャでフカフカの毛が生えた、コロッケの様な丸っこい生物。

 細い手足が生えている。

 

ラクジラ

 空を飛ぶクジラ。別の惑星にも似たような生物がいる。

 

小悪魔

 黒い生物。魔術を使ってヨツバの住民を困らせる。

 しかしただ困らせているだけではないようで……?

 


 

社国(やしろこく)

 エストレム星団の惑星にある、『カサカケの町』という町が存在する国。

 日本の昭和時代っぽい雰囲気。

 

 この国には12の守り神を祀っている社がある。

 だから名前が社国。

 代々手入れをする人々が、この社の傍に住んでいる。

 社には石でできた守り神の像があり、花を生ける場所とお供え物をする場所がある。

 守り神は守り神であり本来人の願いを叶える力はないのだが、時代が進むにつれ一部守り神の中には願いを叶えてくれると言われる物も出て来た。

 もちろん真意は定かではない。

 

学院

 この国の子供は、初等部・中等部・高等部の3種類に分かれている学院に通っている。

 それを過ぎて勉強をする場合や研究等をする場合は学術院に進む。

 

惑星・ヨツバ

 エストレム星団の端っこに存在する星。

 小さな島(星)が4つ集まってできている。

 中央にある大きな木が生えた女神の住む島が星の名前と同様ヨツバで、その周囲に3つの島・ヒトバ、フタバ、ミツバがある。

 人は少ない上、老人が目立つ。

 それぞれの島には普通の飛行機などで移動できるのだが何故かそういった乗り物はなく、その代わりにソラクジラという生物が各島を飛んで定期的に物資のやり取りをしている。

 島がそれぞれ自給自足の生活をしている。

 

 辺境地な上ろくな通信機器もなく、更によその星とも交流がない。

 なので響牙がヒトバに飛んできた時にムシナは記憶喪失の男の届け出を出したのだが、性能が良い通信機ではない故に一番近いよその星々と交流のある星の警察に届くのに1か月ほどかかってしまった。

 

ヒトバ

 森、丘、川、湖がある小島。しかし海はない。

 住民はムシナ一人。

 数少ない建築物は白い壁に赤い瓦屋根で統一されている。

 守り神はフワフワの尻尾を持った生物・ピックル。

 

フタバ

 海の比率が高い小島。

 海産物とフルーツがよく取れる。

 また、海水浴や釣りなども楽しめる。

 守り神はピンクのイルカ・リックル。

 

ミツバ

 山と木々に囲まれた小島。

 木材や鉱石などの資源が豊富。

 武器やガラス細工、工芸品など様々な物を作る職人も多くいる。

 守り神は手先が器用なモジャモジャ・ポックル。

 


 

治安を維持する為の組織について

 世界の設定上治安を守るのは、国で作った組織、各星々が協力して作った組織、一部資産家が作った組織などなど色々あるとは思うのだが、細かく考えるのは面倒なのでフワッとしている。

 取り合えず各星関係なく治安を守ってるのは『ガーディアンズ』なのだが、ガーディアンズという単語だと作品の雰囲気に合わない気もするので警察に統一した。

 

星渡り

 エストレム星団出身者の一部が持って生まれる能力。

 一日に付き1人最大3回程度まで使える。

 行く先を強くイメージする事で目的地に飛んでいける言わばワープの様な物で、どんな長距離であっても行く先がエストレム星団の惑星であるなら使える。

 発動条件は、エストレム星団内の星である事、行きたい星を強くイメージできる事。

 更に、行きたい星の特定の地域など目的地をきちんと決めてそこを強くイメージしないと座標がずれて雪山や空中など、とんでもない場所に降り立ったりする事も。

 つまり便利な反面使いこなせないと命の危険もある。

 

 そして例えば行方不明の人を強く思い浮かべて星渡りをしても、その人の元へはたどり着けない。

 それどころかランダムに選ばれた星のランダムな場所に飛んでしまう事もあり、大変危険である。

 

 星渡りの能力がない者の同行や荷物の運搬もできるが、能力保有者によりその量は変わって来る。

 星渡りには行先を明確にイメージする必要があるため、星渡り見習いは一度は飛ぶ先に行く、イメージしやすいように地図や写真などを見る。という事をしている。

 

アイテム

スケッチブック

 響牙が幼い頃、星渡りをするのに使っていたスケッチブック。

 響牙の部屋の押し入れの奥に色鉛筆と一緒にしまわれていたのだが、双子が虫取りセットを取り出しに押し入れを探った際、奥から発掘される。

 幼い響牙はスケッチブックに絵を描いて、その絵を見てちゃんと星渡りできるようにイメージしていた。

 まだ白いページがあるので双子が再利用中。

 

【メタ説明】

 場所を移動する為のアイテム。