これは『著者:藤間麗 / 出版社:小学館』が権利を有する漫画『王の獣~掩蔽のアルカナ~』の非公式二次創作物です
◆注意する事ばかりで長くなった注意◆
これは
- 重度の中二病患者が作った黒歴史濃度の高い「アタイの考えたサイキョーの王ケモ設定!」
- 原作のネタバレと世界観&キャラ崩壊
- 女体化
- 原作を読んでいる事前提だが、読んでいても意味が分かるとは限らない
- 滲み出る変態性
を含みます。
そして私は
- 小説・漫画・絵等を書くor描くのが得意ではない*1
- あっぱっぱーだし中華風ファンタジーはもちろん書けん!
- 王の獣は単行本7巻まで持っているが、それ以外は試し読みや読者の感想等で得た知識しかない*2
- 王の獣のキャラが好きだがアンチという矛盾の存在
です。
それでも見たい人は続きへGO! GO!
第七十話『黎明の為に』
蘇月が無事帰って来て、江凱が次期皇帝に決まり、天耀らは毎日慌ただしく過ごしていた。
ただそんな中でも時間を見つけては宗現の見舞いをし、墓参りにも行っていたが。
あと藍月は孔先に会いに出かけたり蘇月と共に花街へ挨拶をしに行ったし、天耀は藍月の本来の体のサイズで服を贈っていたりもしていた。*3
そしてようやっと日々の忙しさが落ち着いて来たかと思えば、麗雲が姿を消し……。
それから数日後。
忙しさも一段落付いたある日。
天耀と藍月は二人きりで涼しくなってきた風を感じながら、宮の庭をのんびり歩いていた。
最近は忙しくて、こうして二人ゆっくりする事もなかったなと思いながら、天耀は隣を歩く藍月を見つめる。
すると藍月も天耀に顔を向け、二人目が合い気恥ずかし気に微笑んだ。
そして藍月は「天耀様」と話を始める。
「僕と蘇月を従獣として一緒に置いてくれて、ありがとうございます。まさかこんな風に二人で過ごせるだなんて思っていなかったから、とても嬉しいです」
その言葉に天耀は顔をほころばせると「うん。私もそう言ってくれて嬉しいよ」と答えた。
「それから、僕達のアルカナを……『人を幸せにする力』と言ってくれた時、嬉しかったです。例え嘘でも……」
「うん……」
しばし二人は黙って歩き。
ふと。天耀は足を止め、口を開く。
「藍月。聞いてほしい事がある」
「何でしょうか?」
彼女も足を止め、何だろうと不思議そうな顔を向けた。
「私達はこれからこの国を、できれば世界も、変えて行こうと思う。
もちろん本当に少しずつだ。だから一代で変わる物ではないだろう……。
そしてそれは、とてつもない険しい道のりになる。
だが藍月。これからも藍月として、私の傍にいてくれるかい?」
天耀がそう問いかけると、彼女は迷う事もなく「はい。もちろんです!」と答え。
「どんなに大変な道のりでも、貴方の傍を離れる事は考えられませんよ」
と、笑顔を向けた。
その顔に天耀は「そうか。それは良かった」と安心して微笑み返し。
「それから……」と咳払いをする。
「蘇月を救出する前の晩、藍月が私の部屋に来た時の話だが……。
私は藍月の事が本当に好きなんだ。もちろん恋愛の対象として! だ。
だからあの時もそう思って心から告白した」
あの時は蘇月もどうなっているか分からなかったので、天耀は藍月の勘違いをあえて解こうとはしなかった。
だが、蘇月が元気だった事もあり心配の種はもうない。
しかし最近は忙しく、中々言い出す切っ掛けが無かったのだが……ようやっとこうして話す時間が取れたのだ。
「だから藍月、改めて言うよ。私の恋人として付き合ってくれないかい?」
しかしそれに藍月は戸惑う。
「何かあるのか? よかったら話してくれ」
慌て気味の天耀にそう言われ。しばし藍月は迷っていたが、おずおずと答えた。
「僕は恋愛感情とかが、よく分からないんです。天耀様の事は素敵だとは感じるのですが、それは憧れかもしれません。
でも……それでも、そんな私で良ければ……」
『今、一人称、私だった……!』
二人の頬が、赤く染まる。
そして二人は、手を繋いで共に歩き出したのだった……。
◆*◆
凪の国の第三皇子・天耀様は、従獣を二人も付けた変わり者の皇子です。
そして、とっても、とーっても優しい皇子です。
その優しさで家族を助け、皇帝陛下になった兄を陰ながら支えて生きました。
でも、その活躍を知る人はほとんどいません。
だけど天耀様は別に気にしていません。
だって、家族が大好きだから。
とても、幸せだから。
そんな優しい皇子の傍らで、白狐はこう思うのです。
『永遠も絶対もないけれど、この暖かさが少しでも長く続けばいいな……』
と……。
そして。
凪の国には今日も優しい風が吹いています。
それは、長い間続いたのでした。
◆
そう、これは遠い遠い昔のお話。
そして私は『お伽語り』
昔の記憶を読むアルカナで、今日も過去を垣間見るのです。
*◆*
少女は読んでいた歴史書を閉じると、帝国図書館を出た。
そして昔の建造物に彩られながらも、近代的な科学が発展した街を駆けて行ったのだった……。
長閑な国の王とケモノ
おしまい……?
個人的エンディングテーマは動画の『ときめき☆ラビリンス』意外だと
『ソルティレイ』の『clover』
『ちょびっツ』の『Let Me Be With You』『かたことの恋』
TRPG『カタシロ』の『君と話を』
ファルコム『空の軌跡』の『夢の続き』
とかだよ!
人面樹君は『「だ~れだ」がしたい天耀様』の時には、紅葉しているか葉が落ちてたかもしれないって今気が付いたよ……。
藍月さんが医院とか妓楼に挨拶しに行って妓楼に戻らず従獣をするって言ったら、ババァがごねて
一夜だけ藍月が妓女をする(しかし体は売らない)事になって、天耀君が我慢できずに客としてやって来て藍月を買うって話も考えたよ。
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