◆注意する事ばかりで長くなった注意◆
これは
- 重度の中二病患者が作った黒歴史濃度の高い「アタイの考えたサイキョーの王ケモ設定!」
- 原作のネタバレと世界観&キャラ崩壊
- 女体化
- 原作を読んでいる事前提だが、読んでいても意味が分かるとは限らない
- 滲み出る変態性
を含みます。
そして私は
- 小説・漫画・絵等を書くor描くのが得意ではない*1
- あっぱっぱーだし中華風ファンタジーはもちろん書けん!
- 王の獣は単行本7巻まで持っているが、それ以外は試し読みや読者の感想等で得た知識しかない*2
- 王の獣のキャラが好きだがアンチという矛盾の存在
です。
それでも見たい人は続きへGO! GO!
第十二話『弐の春 一緒に温泉に入ろう!』
雪と天耀の追い掛けっこの次の日。
太博は朝一番に雪の元に向かい、拳骨をお見舞いした。
ぷく~と、雪の頭からたんこぶが生える。
「理由は話さなくても分かるな?」
「ハイ……」
太博は天耀と情報交換した後、今回の件は三人の秘密にしておく事と雪に対して処分はしない事を天耀から言い聞かされた。
しかし
「天耀様からは何も言うな、するなと言われたが……このままでは私の気が収まらないからな」
「申し訳ありません……」
その言葉を聞いた太博は深く息を吐き、真面目な顔で雪に向き合う。
「所で雪」
「はい、何でしょうか?」
「天耀様が真面目な顔で何かを考えていたとしても、真面目な事とは限らない。そこは注意しろよ」
そう言って太博は去って行ったのだった……。
◆
「うっ……!」
天耀は朝から酷い筋肉痛に悩まされていた。
効率よく追い掛けたとはいえ、道なき道を酸欠でぶっ倒れるまで全力疾走したのだから当然だ。
雪はそんな天耀を申し訳なさそうに見やる。
おまけに天耀の手首には昨日自分が付けた痛々しい痣。
雪の耳と尻尾はすっかりしょんぼり垂れ下がっていた。
「雪、そんなにしょげなくても大丈夫だよ。それにこの痣の事を聞かれたら、江凱兄上と久々に取っ組み合いの喧嘩をしたと答えるし、何も心配する必要はない」
笑顔を向ける天耀と「ヘクシ!」とくしゃみをする江凱。
そして雪はまだ猫かぶり江凱しか見ていないから『あの江凱様と取っ組み合いの喧嘩?』と、不思議がっていた。
そんな雪をよそに天耀は顔を明るくさせる。
「あぁ、そうだ!」
◆
天耀、太博、雪は皇族しか入れない例の温泉に来ていた。
「こういう時は温泉に限るな」
天耀は早速湯に浸かり寛いでいる。
この温泉はもうすぐ工事が始まって立ち入り禁止になるわけだが、まだギリギリ入れるから来たのだ。
もちろん目的はそれだけではない。
天耀が服を脱ぐ時、雪はそっぽを向いていたが今は大分油断している。
つまり、裸を見せ付け雪がどう反応するか見るチャンスである。
もちろん雪は藍月とほぼ確定している訳だが、それでも体の特徴が似ている亜人は存在するし、雪と藍月は別人だが裏で繋がっている可能性や全く関係ない可能性まである。
だから天耀は雪の性別を確認する事に余念なかった。
【というワケで天耀は裸を見せ付け雪は恥じらって目をそらすっていう初心な態度を取ったのだが、大体原作と一緒なので細かく描写はしない】
「……あ、雪も一緒に入らないか?」
裸を見せ付けた後、急に大人しくなった天耀はまた普通に湯に浸かってからハッとなって雪を温泉に誘うが、彼は首を横に振った。
「いえ、僕は仕事中ですので。太博様と入ったらどうですか?」
雪は天舞と話している時、天耀と太博は母親同士が友人だった為、幼い頃から一緒に遊んでいた幼馴染だという事を教わっていた。
だから『確かにあの二人、仲良さそうだもんな』と気遣い、「見張りは僕一人で十分ですので」と警備の仕事を引き受け。
太博は天耀と一緒に温泉に浸かっていた。
『何だか懐かしいな』と太博は子供の頃を思い出す。
昔も今の様に天耀と一緒に風呂に入った時があり、その時天耀は手拭いに空気を入れて作るあれを「タコ!」と言い張り「クラゲでは?」と太博は言っていた。
そんな幼い頃を懐かしむ太博の耳にブクブクという音が届く。
音のする方を見れば、なんと天耀が顔を半分お湯につけてブクブクしているではないか。
「天耀様?!」
『雪が女の子なら、恐らく今まで男として生きてきたはずだが……。だとしたらあの反応は販促だろう!』
ギョッとしている太博をよそに天耀はお湯に顔をほとんどつけながら、雪の態度に悶えていた。
おまけののどケモ『セクハラ』
温泉での一件から数日後。
天耀は文字を書いていた。
「雪、見てくれ。なかなかいい感じに書けた」
と天耀は傍に立っている雪に対し、彼がほとんど文字が読めないと(天舞情報等から)分かっているにもかかわらず、とある事を書いた文章を見せる。
が、当然雪は何が書いてあるかよく分からない。
「はぁ。そう、ですか……」
「という事があって」
と、太博に話す天耀。
「それがどうかしたんですか」
何を言っているんだこの皇子は……。というように太博は返す。
「いや、これを書いたんだ」
「なっ……何ですかこの卑猥な文章は!」
見せられた紙に官能小説さながらの物が書かれていたものだから、太博は赤面し目を背けた。
その様子を『うぶだなー』と思いながら見つつも
「蘇月ならこの程度分かるよ、読解力に優れていたから。そして雪は私のモノを見て恥じらっていたから、こんな文章を見せられたら今のお前みたいに動揺するはずだがそれがなかった。
だからますます蘇月の線は低いねって話だ」
こうして天耀君は雪の正体を見極めるという名分で、セクハラをしていた!
でも実は、雪はよく分からないが所々に卑猥な文字が並んでいるような気配は読み解ていて
『天耀様が見せたあれって、ちょっとエッチな話だったのでは?』
って後から気が付いて顔を火照らせ、天耀様の趣味はそういう創作なのかも? って誤解してた。
第十二話『一緒に温泉に入ろう!』終
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